2022年良かった曲ベスト41(1-10)
10. Fontaines D.C. - Jackie Down The Line
サウスロンドンとかイギリスの近年のポストパンクっぽい連中の中でも高評価を得ているFontaines D.C.ですが過去作含め正直全然ピンと来ていません…。正直この曲だけです。これ、Idlewildじゃないですか!?なんでこれだけIdlewild味を感じてアルバムはピンとこないんだろう…。
イギリスのポストパンク連中については基本的に和解を諦めました。別にいいじゃないですか、彼らを聴かなくても世の中には素晴らしいロックがごろごろ転がってるので…。
9. Pot-pourri - Comic
ネットを通じてフロントマンのsawawo君とは長い付き合いになるので褒めるのもどうなんだ?というのもあるし、あとアルバム『Diary』に関しては前作より開けておりポップで肯定的に捉えているものの、まぁ私の普段聴く音楽と比べるとアブストラクトだよねと(それでも全然聴けるけど)。でもこの曲はちょっと打ちのめされてしまった。明らかにコロナ以降の世界を、そういう言葉を出さずに、ソリッドに削ぎ落として表現していて、曲がりなりにもバンドやって歌詞とか書いている人間としてやられたなぁ~と思ってしまった。
長い付き合いであることを一旦外して考えると、ポプリのフロントマンとキュアーの話で盛り上がることは予想出来ても、ノベンバやPITBの話で盛り上がることって今までの音楽性だったら「???」だった。でも「Comic」1曲で、完全に繋がった。意味わかります?
8. The 1975 - Part Of The Band
おまえら「guys」で解散しても良かったんじゃね、新作出るの早くね?と思ったけど、これ面白かった。最も売れてるバンドがやる歌モノポストロックって印象。アルバム『Being Funny In A Foreign Language』も尺が短めで、ようやく日常的に聴けるアルバム出してくれたねって感じ。モノクロになったから「原点回帰」って判断は安易だし、面白いストリングスの使い方をしてかなり実験的にやっている印象で、第二章開幕、旅はまだ続くよって感じですかね。
7. Lizzy McAlpine - all my ghosts
本当に偶然知りました。Spotifyに教えてもらったとかでもなく、全然別の調べものをしてる時にたまたま出てきて聴いてみたら好きだったって感じです。Tiktokから出てきたスターらしいです。めちゃくちゃメジャーな立ち位置のSSWっぽいです。
他の曲では、R&B寄りというか、いかにも最近のメジャーっぽい曲もあってもしかしたら好きなのはこの曲だけかもしれませんが、俺にとってこれは透明感があってキャッチーなギターロックです。2:08のブレイクとか、オイオイオイ!!好きなやつ!!って感じです。
6. Pinegrove - Alaska
ヘクターさん(blog:アルマの手紙)激押しバンドとして知られるPingroveですが、こんなん俺の好きなやつじゃないですか。適度にキャッチーなエモ・インディーフォークじゃないですか(これはエモ寄りですが)。いや実際どっちも出来るの強すぎる、でキャッチー!これ超大事!
「Iodine」て曲とかも、ジミーイートワールドとデスキャブ混成バンドがノーマンブレイクにプロデュースされたみたいな(雑だなこの例え).
この曲はMaritimeっぽいかもね。曲でいやこんなん俺の好みの全てだろ!!ふざけるな!と思いました。ちょっと繊細なフォーキーなバンドかと思いきや、エモマナーあるっていうか。じわじわ演奏盛り上がってくとことか、ギリギリ下世話ってくらい歌メロあるとことか。
5. The Beths - Silence Is Golden
アルバムでは1位です。理由は減点法なのですが、減点対象が見当たらず全曲良かったから。いやーこんな時代にこんな最高でキャッチーなギターロックがあるとは!問答無用で最高すぎる。
どうやら大学でジャズを学んでいた人達らしいのですが、なぜ彼らがこういうロックに辿りついたのかわかりませんけども、テクニカルなところはそこから来てるんだと。で、そのテクニックが「新しい質感」を生んでいるのが、鼻につかない理由かと。
ギターロックとかオルタナとかいう古臭いジャンルに分けられるはずなのに、そのテクニックから来る「質感」が「新しさ」を生んでいるし、その上下世話なくらいキャッチー。俺と同じ趣味の人全員聴いたほうが良い。
4. Ferri-Chrome - How Could I Feel You ?
元Sunnycharのクロゴメ氏を中心に結成された、90年代ギターポップと今のインディー勢を繋ぐドリーム・バンド、という感じでしょうか。ただ私、Sunnycharを知らなかったしShortcut Miffy! のような90年代国内ギターポップもほぼ通ってこなかったのですね。
ただ、(前のミニが出た時も思いましたが)10年代前半にBoyishやFor Tracy Hydeに憧れており、完全に僕には「あの頃」の音に聴こえたんですよね。10年代のドリーム・ギター・ポップに。最後の青春のあの音が、また聴けるのか!みたいな。
私が言うのもおこがましい話ですが、クロゴメ氏のようにバンドをずっと続けて、このようなフレッシュな新作が出せるという事実に、年齢を重ねていくバンドマンの理想を見ました。俺もこうなりたいんだ!と強く思わせてくれました。PVも最高。いつだって青春。
3. syrup16g - Everything With You
新作『Les Misé blue』、奇妙な曲も散見されるけどもおおむね傑作。五十嵐隆は未だに敗北者として歌を歌っているが、いくら社会を遮断しようとしても、どこかで折り合いをつけなくてはならない。生き延びるということはそういうことだ、と『darc』辺りからのシロップは歌っている気がする。バンプ風に言えば「いつかは照らされるって事」、アジカン風に言えば「誰だって輪の中に在る」。でもそんなことしてたらボロボロになりますよ。で、ここ数作のsyrup16gはその「ボロボロになりながら生きている人間」の記録であり、手紙ですよね。「俺はまだギリギリやってるよ」、という。
「Maybe Understood」でも良かった。ちなみにレミゼブルーは「レ・ミゼラブル」のもじりだと思うのですが「悲惨な人々」「哀れな人々」って意味だったんですね。映画見たことある。
2. 米津玄師 - KICKBACK
チェンソーマン読む前にサブスクで聴いたときは「ふーん」て感じでしたが、アニメのオープニングかっこよすぎでは?中毒性というか洗脳性みたいなのが凄すぎた。「ハッピーで埋め尽くしてR.I.P.まで行こうぜ」、これは2022年のスローガンであり時代のサウンドトラックであります。ちなみに2022年、米津の旧譜をちゃんと聴きました。
1. ASIAN KUNG-FU GENERATION - De Arriba
アルバムの1曲目にならなくてよかったね、というようなだいぶパーソナルでしんどい曲。それでも終盤のリリックで希望をグッと手前に引き寄せる力は流石、とか思ったら最後にやっぱり突き放す。Oasis「Go Let It Out」風のギターも好きです。
ゴッチがyoutubeに上がっている解説で「Dororo」について「2番Aメロの「人間の残骸~」みたいな部分が自分の皮肉屋なところが出てて好き」とかいう内容を言ってた記憶があるのだが、俺ももしかして皮肉屋の後藤正文が好きな疑惑あるな?と思った。
(余談ですが、でもあれ見た人は分かると思うがDororoのサビのところはこんな気持ち(敬礼のポーズをとる)、ってところ、ゴッチがポスト・リライトが嫌いなのわかるけどいくらなんでもそれはないだろポストリライトにあんま興味ない俺ですら悲しくなるわ!!って思った。
とにかく『プラネットフォークス』、12年前に『マジックディスク』に肯定的だった人で聴いてない人がいれば聴いてほしいし(バンド外の音が取り入れられているところは似ているが、「一度絶望を通過している感」が本作のほうが段違いでありますが)、久々アジカンでアガったアルバムだった。アルバム1位じゃないのは後半まだよくわかってない曲があるから。前半は完璧じゃないですか。
あ~、あと年末にスペースでアジカンのことしゃべったの楽しすぎたのでまたやりたいっす。
以上です。年間ベスト的なの8年ぶりくらいにやったんじゃないか。ようやくサブスクをある程度使うようになった(割り切ることが出来た)ので去年10月から2か月くらい新譜集中して聴いた結果です。付け焼刃ですが、それでも書き残しておくことに(自分にとって)意味がある。忘れるからね、自分で見返すためにね。
それにしても、五年前くらいはロックは死んだからヒップホップ聴けよって圧を勝手に感じてたけど、最近は明らかにロック復活してると思うけどな。単純に世の中広いのでかき集めれば何十曲も何十枚も良いと思う音楽は見つかるっていう。むしろ聴ききれん。ロック死んでた方がよかったよ!(うそです)。
それでは、また2023年は旧譜をマイペースに聴くモードに戻ります。ニューウェイヴ・ポストパンクの名盤とかちゃんと聴きたい。あとピンクフロイドアルバムマラソンやりたい。
サウスロンドンとかイギリスの近年のポストパンクっぽい連中の中でも高評価を得ているFontaines D.C.ですが過去作含め正直全然ピンと来ていません…。正直この曲だけです。これ、Idlewildじゃないですか!?なんでこれだけIdlewild味を感じてアルバムはピンとこないんだろう…。
イギリスのポストパンク連中については基本的に和解を諦めました。別にいいじゃないですか、彼らを聴かなくても世の中には素晴らしいロックがごろごろ転がってるので…。
9. Pot-pourri - Comic
ネットを通じてフロントマンのsawawo君とは長い付き合いになるので褒めるのもどうなんだ?というのもあるし、あとアルバム『Diary』に関しては前作より開けておりポップで肯定的に捉えているものの、まぁ私の普段聴く音楽と比べるとアブストラクトだよねと(それでも全然聴けるけど)。でもこの曲はちょっと打ちのめされてしまった。明らかにコロナ以降の世界を、そういう言葉を出さずに、ソリッドに削ぎ落として表現していて、曲がりなりにもバンドやって歌詞とか書いている人間としてやられたなぁ~と思ってしまった。
長い付き合いであることを一旦外して考えると、ポプリのフロントマンとキュアーの話で盛り上がることは予想出来ても、ノベンバやPITBの話で盛り上がることって今までの音楽性だったら「???」だった。でも「Comic」1曲で、完全に繋がった。意味わかります?
8. The 1975 - Part Of The Band
おまえら「guys」で解散しても良かったんじゃね、新作出るの早くね?と思ったけど、これ面白かった。最も売れてるバンドがやる歌モノポストロックって印象。アルバム『Being Funny In A Foreign Language』も尺が短めで、ようやく日常的に聴けるアルバム出してくれたねって感じ。モノクロになったから「原点回帰」って判断は安易だし、面白いストリングスの使い方をしてかなり実験的にやっている印象で、第二章開幕、旅はまだ続くよって感じですかね。
7. Lizzy McAlpine - all my ghosts
本当に偶然知りました。Spotifyに教えてもらったとかでもなく、全然別の調べものをしてる時にたまたま出てきて聴いてみたら好きだったって感じです。Tiktokから出てきたスターらしいです。めちゃくちゃメジャーな立ち位置のSSWっぽいです。
他の曲では、R&B寄りというか、いかにも最近のメジャーっぽい曲もあってもしかしたら好きなのはこの曲だけかもしれませんが、俺にとってこれは透明感があってキャッチーなギターロックです。2:08のブレイクとか、オイオイオイ!!好きなやつ!!って感じです。
6. Pinegrove - Alaska
ヘクターさん(blog:アルマの手紙)激押しバンドとして知られるPingroveですが、こんなん俺の好きなやつじゃないですか。適度にキャッチーなエモ・インディーフォークじゃないですか(これはエモ寄りですが)。いや実際どっちも出来るの強すぎる、でキャッチー!これ超大事!
「Iodine」て曲とかも、ジミーイートワールドとデスキャブ混成バンドがノーマンブレイクにプロデュースされたみたいな(雑だなこの例え).
この曲はMaritimeっぽいかもね。曲でいやこんなん俺の好みの全てだろ!!ふざけるな!と思いました。ちょっと繊細なフォーキーなバンドかと思いきや、エモマナーあるっていうか。じわじわ演奏盛り上がってくとことか、ギリギリ下世話ってくらい歌メロあるとことか。
5. The Beths - Silence Is Golden
アルバムでは1位です。理由は減点法なのですが、減点対象が見当たらず全曲良かったから。いやーこんな時代にこんな最高でキャッチーなギターロックがあるとは!問答無用で最高すぎる。
どうやら大学でジャズを学んでいた人達らしいのですが、なぜ彼らがこういうロックに辿りついたのかわかりませんけども、テクニカルなところはそこから来てるんだと。で、そのテクニックが「新しい質感」を生んでいるのが、鼻につかない理由かと。
ギターロックとかオルタナとかいう古臭いジャンルに分けられるはずなのに、そのテクニックから来る「質感」が「新しさ」を生んでいるし、その上下世話なくらいキャッチー。俺と同じ趣味の人全員聴いたほうが良い。
4. Ferri-Chrome - How Could I Feel You ?
元Sunnycharのクロゴメ氏を中心に結成された、90年代ギターポップと今のインディー勢を繋ぐドリーム・バンド、という感じでしょうか。ただ私、Sunnycharを知らなかったしShortcut Miffy! のような90年代国内ギターポップもほぼ通ってこなかったのですね。
ただ、(前のミニが出た時も思いましたが)10年代前半にBoyishやFor Tracy Hydeに憧れており、完全に僕には「あの頃」の音に聴こえたんですよね。10年代のドリーム・ギター・ポップに。最後の青春のあの音が、また聴けるのか!みたいな。
私が言うのもおこがましい話ですが、クロゴメ氏のようにバンドをずっと続けて、このようなフレッシュな新作が出せるという事実に、年齢を重ねていくバンドマンの理想を見ました。俺もこうなりたいんだ!と強く思わせてくれました。PVも最高。いつだって青春。
3. syrup16g - Everything With You
新作『Les Misé blue』、奇妙な曲も散見されるけどもおおむね傑作。五十嵐隆は未だに敗北者として歌を歌っているが、いくら社会を遮断しようとしても、どこかで折り合いをつけなくてはならない。生き延びるということはそういうことだ、と『darc』辺りからのシロップは歌っている気がする。バンプ風に言えば「いつかは照らされるって事」、アジカン風に言えば「誰だって輪の中に在る」。でもそんなことしてたらボロボロになりますよ。で、ここ数作のsyrup16gはその「ボロボロになりながら生きている人間」の記録であり、手紙ですよね。「俺はまだギリギリやってるよ」、という。
「Maybe Understood」でも良かった。ちなみにレミゼブルーは「レ・ミゼラブル」のもじりだと思うのですが「悲惨な人々」「哀れな人々」って意味だったんですね。映画見たことある。
2. 米津玄師 - KICKBACK
チェンソーマン読む前にサブスクで聴いたときは「ふーん」て感じでしたが、アニメのオープニングかっこよすぎでは?中毒性というか洗脳性みたいなのが凄すぎた。「ハッピーで埋め尽くしてR.I.P.まで行こうぜ」、これは2022年のスローガンであり時代のサウンドトラックであります。ちなみに2022年、米津の旧譜をちゃんと聴きました。
1. ASIAN KUNG-FU GENERATION - De Arriba
アルバムの1曲目にならなくてよかったね、というようなだいぶパーソナルでしんどい曲。それでも終盤のリリックで希望をグッと手前に引き寄せる力は流石、とか思ったら最後にやっぱり突き放す。Oasis「Go Let It Out」風のギターも好きです。
ゴッチがyoutubeに上がっている解説で「Dororo」について「2番Aメロの「人間の残骸~」みたいな部分が自分の皮肉屋なところが出てて好き」とかいう内容を言ってた記憶があるのだが、俺ももしかして皮肉屋の後藤正文が好きな疑惑あるな?と思った。
(余談ですが、でもあれ見た人は分かると思うがDororoのサビのところはこんな気持ち(敬礼のポーズをとる)、ってところ、ゴッチがポスト・リライトが嫌いなのわかるけどいくらなんでもそれはないだろポストリライトにあんま興味ない俺ですら悲しくなるわ!!って思った。
とにかく『プラネットフォークス』、12年前に『マジックディスク』に肯定的だった人で聴いてない人がいれば聴いてほしいし(バンド外の音が取り入れられているところは似ているが、「一度絶望を通過している感」が本作のほうが段違いでありますが)、久々アジカンでアガったアルバムだった。アルバム1位じゃないのは後半まだよくわかってない曲があるから。前半は完璧じゃないですか。
あ~、あと年末にスペースでアジカンのことしゃべったの楽しすぎたのでまたやりたいっす。
以上です。年間ベスト的なの8年ぶりくらいにやったんじゃないか。ようやくサブスクをある程度使うようになった(割り切ることが出来た)ので去年10月から2か月くらい新譜集中して聴いた結果です。付け焼刃ですが、それでも書き残しておくことに(自分にとって)意味がある。忘れるからね、自分で見返すためにね。
それにしても、五年前くらいはロックは死んだからヒップホップ聴けよって圧を勝手に感じてたけど、最近は明らかにロック復活してると思うけどな。単純に世の中広いのでかき集めれば何十曲も何十枚も良いと思う音楽は見つかるっていう。むしろ聴ききれん。ロック死んでた方がよかったよ!(うそです)。
それでは、また2023年は旧譜をマイペースに聴くモードに戻ります。ニューウェイヴ・ポストパンクの名盤とかちゃんと聴きたい。あとピンクフロイドアルバムマラソンやりたい。
この記事へのコメント
コメントありがとうございます。
私ツイッターのほうに、このコメントのリアクションとして、
「俺の去年の年間ベスト10に「もっと良い音楽あるのに」ってコメントした奴誰だよ!読めばわかるだろ!これ書いてる奴がただの「アジカンとsyrup16gが好きな、時代の流れに乗れないオッサン」だってことくらいよォ!てめーの年間ベストも見せないでよく言うぜ!ここは俺の趣味を開帳する場所だよバカ!」
「あと俺はおめーら(おめーらってだれ?)と違ってマジで毎朝スティーリーダンとか聴いてんの!ほぼ毎朝!新譜とか知らん!」
「おめーも10年後15年後、昔から好きなアーティストのだっせぇ新譜をトップ10に入れるようになるんだ、それか年間ベストなんてもんそもそもやらないようになるんだよ!」
などと呟かせていただきました。ご査収ください。
精進します。
反省してください
精子かけるぞ
もっとホモの腰が動くような曲きけよ